彫り物

 刺青(イレズミ)と呼ばず「彫り物」と言うのが本当らしい。女性の背中一面の総彫りはまさに芸術品であり、女王様の中にも彫り物をしている人が何人もいる。女性は胸や太ももなど身体の一部に彫っている人が多いが、中には牡丹や蝶、蛇などの美しい彫りものを全身にしている女王様もいる。M男性にとっては生で拝めるだけでも幸せである。

 男性の彫り物は、男らしさや強さ、美学への追求という感じだが、女性の場合は恐ろしさ、美しさと共に決して触れてはいけないような神々しさを感じさせる。背中を見せただけで、男を屈服させる力がある。

 女帝と呼ばれる山咲実花さんは、背中や胸、腕、太腿など総彫りの彫り物をしている。勿論、プロポーションが素晴らしいからこそ彫り物が映えるのであって、両方が備わってこそ相乗効果があるのだ。そこに言葉が加わることで一層際立つのである。M男性にとって女王様はセックスの対象ではない。奴隷として支配されたい対象であり、崇拝する神の様な存在である。

 だからこそ、女王様は身体に彫り物をすることで、崇拝する対象になり、奴隷にとって傍に置いていただけるだけで幸せなのだ。鞭や蝋燭と言った痛さ、熱でイッてしまうマゾにとって、女王様の彫り物は見るだけでイッてしまう最高の責め具なのかもしれない。

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